肩の痛みは、肩関節そのものの障害(五十肩・腱板の障害など)から、首(頚椎)の神経が原因で生じるものまで、さまざまな原因で起こります。腕のしびれや力の入りにくさを伴う場合は、肩ではなく首に原因があることもあります。調布くびと腰の整形外科クリニックでは、院内 MRI・CT で肩・首のどこに原因があるかを見極め、適切な治療につなげます。
肩の痛みとはどのような症状ですか?
肩の痛みは、肩関節やその周囲に生じる痛み、動かしにくさ、腕を上げづらいといった症状の総称です。動かしたときに痛む、夜間に痛んで眠れない、特定の動作で力が入らないなど、原因によって出方が異なります。
肩の痛みは肩関節そのものに原因があることが多い一方、首(頚椎)の神経が圧迫されて肩から腕にかけて痛み・しびれが出ているケースもあります。調布で「肩が上がらない」「肩から腕にかけて痛い・しびれる」とご相談に来られる患者様も多く、原因の見極めが大切です。
肩の痛みで考えられる主な原因・疾患は?
肩の痛みの背景には、肩関節の障害と、首(頚椎)が原因のものがあります。
肩の痛みで考えられる主な原因
- 肩関節周囲炎(五十肩):中高年に多く、肩の痛みと動かしにくさ(可動域制限)を生じる
- 腱板損傷・腱板断裂:肩を動かす腱の障害。腕を上げる動作で痛み・力の入りにくさ
- 石灰沈着性腱炎:腱にカルシウムが沈着し、突然の強い痛みを生じる
- 首(頚椎)が原因のもの:頚椎症性神経根症 や 頚椎症 で、首から肩・腕にかけて痛み・しびれが出ることがある
腕や手のしびれ、力の入りにくさを伴う場合は、肩ではなく首(頚椎)に原因があることがあります。原因によって治療が異なるため、検査での見極めが大切です。
こんな肩の痛みは早めに受診を(注意すべきサイン)
早めの受診をご検討いただきたい症状
・転倒・外傷のあとに肩が動かせない、強く痛む
・夜間の痛みで眠れない日が続く
・腕や手のしびれ、力の入りにくさを伴う(首が原因の可能性)
・発熱を伴う肩の痛み、腫れや熱感がある
これらの症状がある場合は、お早めにご相談ください。
検査・診断はどのように行いますか?
診察ではまず問診で痛みの経過や、痛む動作、しびれの有無を伺います。続いて肩の可動域や圧痛、腕の筋力・感覚を評価し、肩関節と首(頚椎)のどちらに原因があるかを見極めたうえで、画像検査を行います。
当院で実施する主な検査
- 徒手検査:肩の可動域、圧痛、腕の筋力・感覚の評価
- X 線(レントゲン):肩関節・頚椎の骨の状態、石灰沈着の確認
- MRI:腱板など軟部組織や、頚椎の神経の状態の評価
- CT:骨の形態を立体的に評価(必要に応じて)
肩の痛みは、首(頚椎)の疾患が原因のこともあります。当院は MRI・CT を院内に完備 しており、午前中のご来院で当日のうちに、肩・首のどちらに原因があるかの鑑別を含めた検査・診断が可能です。
治療・対処はどのように行いますか?
肩の痛みの治療は、原因に応じて選択します。多くは保存療法から開始します。
- 薬物療法:消炎鎮痛薬などを症状に応じて選択
- 注射療法:炎症を抑える注射などを症状に応じて行います
- 運動器リハビリテーション:肩関節の可動域改善や、肩・肩甲帯周囲の運動療法(ピラティスの考え方を導入)
- 生活指導:痛みを起こす動作の見直し
首(頚椎)が原因の場合は、その治療を行います。改善が乏しい場合や腱の断裂などでは手術が選択肢となることもあります。
よくある質問(FAQ)
Q. 肩の痛みはどのような原因で起こりますか?
A. 肩関節周囲炎(五十肩)、腱板の障害、石灰沈着性腱炎など肩関節そのものの原因と、首(頚椎)の神経が圧迫されて肩・腕に痛みやしびれが出るものがあります。原因によって治療が異なるため、検査での見極めが大切です。
Q. 五十肩は放っておいても治りますか?
A. 肩関節周囲炎(五十肩)は時間の経過とともに改善することもありますが、適切な時期にリハビリを行わないと可動域の制限が残ることがあります。痛みや動かしにくさが続く場合は受診し、状態に合った対応を受けることをおすすめします。
Q. 肩の痛みなのに首が原因のことがあるのですか?
A. はい。首(頚椎)の神経が圧迫されると、肩から腕にかけて痛みやしびれが生じることがあります。腕や手のしびれ、力の入りにくさを伴う場合は、首が原因の可能性があり、当院では院内 MRI・CT で鑑別が可能です。
Q. どのような検査を行いますか?
A. 肩の可動域や圧痛、腕の筋力・感覚を評価し、レントゲン、MRI、必要に応じて CT で肩関節や頚椎の状態を確認します。当院では MRI・CT を院内に完備しており、午前来院で当日の検査・診断が可能です。
Q. 肩は動かしたほうがよいですか、安静にすべきですか?
A. 時期によります。強い痛みの急性期は無理に動かさず安静を優先し、痛みが落ち着いたら、動かしにくさ(拘縮)を防ぐためのリハビリが大切です。自己判断で強く動かすと悪化することもあるため、状態に応じた指導を受けることをおすすめします。
Q. すぐ受診したほうがよい肩の痛みはありますか?
A. 転倒・外傷後に肩が動かせない、夜間の痛みで眠れない、腕のしびれや脱力を伴う、発熱や腫れ・熱感があるといった場合は、早めの受診をおすすめします。
